#141 はっ!

2019.08.20 Tuesday

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    気付いてしまった。

     

     

    僕が「ノームコア」を嫌う理由。

     

     

     

     

     

     

    ファッション業界に片足どころか頭の先まで浸かって早10年近く。

     

    これほどまでに嫌った流行は過去ないだろう。

     

    昨今の「ラグジュアリー・ストリート」なんか可愛いもんだ。

     

     

     

     

     

     

    きっと僕はファッションの中にある「悩み」が大好きなんだ。

     

    これは発見だ。

     

    元来、僕と云う人間は他人に「不器用であること」を求めている節がある。

     

    僕にとって「不器用」とは、「誠実で嘘が無く、社会に求められている事と自分のやりたい事の狭間で思い悩み、結局自分のやりたい事をとっちゃうような」ことなのである。

     

    圧倒的な才能を持つことに、それはそれで憧れるのだが

     

    圧倒的な才能は「社会と自己」の関係性になんて悩まない。自己オンリー。

     

    社会がオレに合わせろよ、的な。それはそれでカッコいいと思うんだけども。

     

    圧倒的な才能を目の当たりにした時、憧れはするけど、好きにはならないだろう。

     

     

    言っちゃあ悪いのだが、「ノームコア」を売りにしているブランドは、「悩み」の絶対量が少ない。

     

    とあるファッションの正解を示しているように見えなくもないのだが

     

    教科書通りのファッションなんて、中学生の時に通り越した。端的に言えば、つまらない。

     

     

     

    ファッション、つまり洋服を稼業にしている人間が言うのもあれなんだが、

     

    とっても「お金」の匂いがする流行なのも、きっと嫌いな要因の一つだろう。

     

    僕の「不器用」の定義にもある「社会に求められている事」は、つまり「お金になること」で、

     

    「お金にならないこと」が「自分のやりたい事」と言い換えてもいい。

     

    自分が食っていかなければならない状況下にあって、なお「お金にならないこと」をやっちゃうような「不器用さ」が好きなんだろう。

     

    そしてその「不器用さ」を愛するがあまり、「普通であればお金にならないこと」を「異常なほどの愛情でお金にする」ということに、僕はこれ以上ないくらいの幸福を覚えてしまう。

     

     

    デザイナーが自信満々な顔をしている時のコレクションって、僕には響かない時の方が多くて。

     

    デザイナーが不安な顔をしている時のコレクションは、めちゃくちゃに響くことが多くて。

     

     

    「ったくもう、こんなのオレが売るしかないっしょ!!!!」という感じで、悦に浸る阿呆なのです。

     

     

     

     

    右も左も同じような服を売っているお店が増えた昨今、LOOPはただ一点、真っ直ぐを見つめております。

     

    果たして行く先にあるものはなんなのでしょう。この道、歩いていっても大丈夫?きっと大丈夫さ!

     

     

     

     

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