「粋だねえ」と言われること

2019.05.17 Friday

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    「ファッションとは何か」という、大きな大きな問題について考えるのは僕だけではないはずだ。

     

    洋服をデザインする人。洋服を作る人。洋服を着る人。

     

    毎シーズン、バイイングの時期になると深く深く考える。

     

    洋服を売るという事は、つまり、洋服を伝えることなのだ。

     

    昨今のファッションの事情を見るとガクンと肩を落としてしまう。

     

    「トレンディー」あるいは「ファッショナブル」とされる多くのブランドが「ストリート」というテーマの下に皆似通ったデザインやアイテムやスタイリングになっている。

     

    話題のスニーカーやプリントTシャツさえ身につけていれば「ファッショナブル」とされる……。

     

    そこに「バズ」はあってもオリジナリティーや創造的熱量、そして「個性」が乏しいのでは?

     

    ねえ、それって着てて面白い?

     

     

     

     

    LOOPのバイイングをするようになって8シーズン目。

     

    「ファッションとは何か」

     

    なんとなく僕なりに答えがぼんやりと、輪郭だけかもしれないけど、見えてきた気がする。

     

     

     

     

    つい先日、僕のトレードマークだった真っ赤なハットを先輩に譲った。

     

    髪を切ったと同時に、「アイコニックなアイテムを身につける事」が「自分のアイデンティティ」になっていることに違和感があったからである。

     

    元々捨てる予定だったものなので、もちろんタダで譲った。

     

    後日、いつも飲んでいるBarに行くと、僕の名前で、入れた覚えの無いボトルが1本入れてあった。

     

    僕がいつも飲んでいる銘柄のもの。

     

    「真正面からお礼をやってもアイツは絶対受け取らねえからさ」

     

    という言葉と共に、先輩からの贈り物だった。

     

    話題のスニーカーやプリントTシャツを身につけている人より、こっちの方が断然「ファッション」の本質に近いなあと思った。

     

     

     

     

    僕らはもう「〜っぽい」モノはもう求めていない。

     

    求めているのは本質。あとは面白さ。

     

    ブランドの名前に振り回されないで、みんなはみんなの着こなしを。オリジナリティのある着こなし。

     

    同じものを着ているのに、全く違うものに見えるように。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    誰もリリースしない、リリース出来ないようなアイテム。

     

    どうせ着るなら面白くてカッコいいものを。

     

    ブラックアロハでも一緒に着ませんか。

     

     

     

     

     

     

     

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