旅の話

2019.02.24 Sunday

0

     

     

    洋服と通じるような、通じないような

     

    そんな話を思いついたので書いてみます。

     

     

     

     

    知らない方も多いかと思いますが、僕は学生時代に「旅」に強烈に憧れたことがありました。

     

    男なら誰しも、もしかしたら女性も

     

    旅をするという事になにかシンパシーを感じることはあるはず。

     

    でも僕の周りには「旅」をしている人はいなかった。

     

    話をすると「してみたい」と言うのだけれど、しないひとばかりで

     

    僕だけはなぜか「しなければならない」という使命感のようなものすらあった。

     

    どうしてもやりたかった。

     

    その時に僕がとった方法が、大学を休学すること。

     

    「旅」は僕にとって「大学を休学してでもやりたいこと」で

     

    周りの人にとっては「大学を休学するほどでもないこと」だった。本当にシンプルにそれだけ。

     

     

     

     

     

    最初は、世界を旅しよう、そう思っていた

     

    じゃあ日本は全て見たのか、世界の人と話す時に自分の国をどう紹介しよう

     

    その想いに至った時に、まずは日本を旅しようと思った

     

    車もお金も無かったけど、時間だけは沢山あった。時間だけは作ることが出来た。

     

    見切り発車でとりあえず出発。どうにでもなると思っていたし、事実としてどうにかなった。

     

    高速道路に侵入したり、知らない人の家に泊まったり、荷物が無くなったり、足を壊して歩けなくなったり、現地の人と喧嘩をしたりした。

     

    でもそれだけで、トラブルは何もなかった。旅が出来ている事実から比べれば本当に瑣末な出来事。

     

     

     

     

    世界で一番綺麗だと思える朝があった。

     

    毎日毎日、今日はどこへ行こう、明日はなにをしよう、どうやったら毎日が最高になるのかをずっと考えていられた。

     

    色んな方言があって、色んな言い伝えがあって、前提の生活環境が違いすぎて同じ国なのにコミュニケーションに苦労した。

     

    自分の将来を描いた時、真っ黒だったキャンパスに徐々に絵を描く事が出来ている気がした。

     

    視界はいきなりパッと晴れないことも知った。徐々に徐々に晴れていく。

     

    濁った眼は急に清い眼にならない。

     

     

     

     

    やっぱり聞いている音楽は一緒だったし、チェーン店はどこにでもあった。

     

    日本の中でさえ、違うところも沢山あったし、同じところも沢山あった。

     

    旅をしていて真実だった内の1つは

     

    変わらないのは自分が自分であるということだけで、その自分すらこれから変えていける ということだった。

     

    意思と時間さえあればお金が無くても旅は出来る。

     

    日本を沢山回った。世界にはまだ行っていない。

     

    それはつまり、まだ旅の途中であるということだ。

     

     

     

    正確に、冷静に、自分が自分であることを捉えたい。

     

    洋服とは一番外側の中身だ。感情はいつだって洋服に込められる。

     

    あと家はあった方が良い。屋根があるってとても素敵な事だ。

     

    こんな単純な事さえ分からなかったさっきまでの自分、バイバイ。

     

    もう知っている自分、こんにちは。

     

     

     

    自分が自分で居られるかどうかって難しい。忘れそうになる。他人の目が気になる。

     

    そんな時に感情を服に込めて、戒めた。その時着ていた洋服は、きっと鎧だった。

     

    今着ているモノも、もしかしたら鎧なのかもしれない。けれど、当時に比べたらずっとずっと軽い鎧だ。いつまでも纏っていられる。

     

    ずっと着ていても疲れない鎧が、その時に選ぶべき洋服なのかもしれない。

     

     

     

     

     

    自分が自分で居られる洋服を探しに行きましょう。

     

     

     

     

    そんなお話でした。

     

     

     

    関連する記事
    コメント
    コメントする