ちひろさん

2018.09.20 Thursday

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    最近いつも思うんです。

     

    SNSで薦められるものってそれまでのもので、本当に自分のものにしたいものって

     

    きっとSNSでは語られないんだろうなあ って。

     

     

     

    今日紹介したいのは洋服じゃなくて漫画。

     

    それも僕がSNSで語りたくない漫画です。

     

     

     

     

     

     

     

    ちひろさん。

     

     

     

     

    ちひろさんは元風俗嬢で、今は海の近いお弁当屋さんで働いている。

     

    栗ご飯は剥いてある栗を使うんじゃなくて、秋に自分たちで採ってきた栗を使うような暖かいお店。

     

     

    世間の常識ってものにとらわれながらも、ちょっとした違和感や生きにくさを感じている人達が

     

    ちひろさんとの出会いを通して、少しずつ変わっていくお話。

     

     

     

    何かしらの事情を抱えた人々に対し、ちひろは共感するでもなく、諭すでもなく、ただ黙ってそのままのその人を受け止める。


    切なくもあたたかく、心にポッと灯がともるような読後感は深夜食堂にも通じる感じ。

     


    「いい人になろうとも思わない 成長したいとも思わない なりたい自分なんかない」と

     

    飄々と気ままに生きる彼女は、実は人並み以上の孤独や空虚を抱えているのだけれど。

     

     

     

     

    「悩みってほんとはすごくシンプルなことを あーだこーだ言い訳することから始まるのね」

     

    「言い訳ときれいごとを全部引き算していくと最後に着色されてない裸の感覚が残るでしょ」

     


    そんなハッとさせられる真理が散りばめられた一冊。

     

     

     

     

     

     

    「みんな」とか「当たり前」とか「世間」とか「普通」とか

     

    そんなものに疑問を感じた事がある人にはきっと響く漫画だと思う。